『野山の食べもの』

貝野太郎・編著

戦後間もなくの越後の野山の<子供たちの食物>の記録

 本書は、越後魚沼出身で、現在奈良在住の編著者(昭和12年生まれ)により自費出版された貴重な記録。体裁はA4判・表紙1~4、本文・78頁・アート紙・全4Cという堂々たるもの。
 編著者は「はしがき」で記している(要約)「国民学校二年生の夏休みに敗戦を迎えた。…甘いおやつには無縁の世代である。そうした時代、………新潟縣中魚沼郡旧貝野村(現・十日町市)の子どもたちが野山を駆け巡り、おやつとして自分たちで調達していた野山の食物の記憶を中心に、調理して食膳にのぼる山菜も含めて記録しておきたいと考えていた。……」

目次
はじめに
Ⅰ.子供たちが調達したおやつ
 1.果実・種子を食べるアケビ・ミツバアケビ、ムベ、イチゴ、……
 2.茎・葉・花を食べるイタドリ、スイバ……
 3.番外
   バナナ
Ⅱ.山菜
  アサツキ、ウド、カキドオシ、カタクリ、カンゾウ、キクイモ、ギボウシ……
Ⅲ.茸類
Ⅳ.昆虫を食べる
  幼虫、蛆、成虫
Ⅴ.その他の動物
  アカガエル、カタツムリ、カニ、タニシ、ドジョウ、ヘビ…
参考書

ミツバアケビの実
ミツバアケビの実 引用:植物図鑑

ミツバアケビの花
ミツバアケビの花 引用:植物図鑑

なお、情報収集、写真提供に関しては、貝野太郎氏(本名・柳進)の貝野小・中学の同級生諸氏のご協力。
能登市七尾出身の食文化専門家・富岡典子氏、登山家で全国の山をめぐっている戸田房子(商業デザイナー)両氏の多大なるご協力を頂いているという。


野山の食べもの
編著:貝野太郎
発行:柳 進
印刷:株式会社アイコム
刊行:2021.12.10
(会報誌:2022年10月)

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