星 襄一・木版画家

「赤い樹」(1976年)星 襄一・作 暮らしのヒント

星 襄一氏(1913~1979)は、大正2年9月27日、北魚沼郡小出町(現・魚沼市)で生まれる。県立六日町中学(現・六日町高校)を経て台湾にわたり、台南師範学校を卒業し、13年間初等教員を務める。終戦後、郷里に帰り版画独習し、武蔵野美大に入学、昭和31年(1956)卒業。以後、木版画家(日本版画協会、国画会会員)として作品発表。1960年からは東京国際版画ビエンナーレ展に出展。〈星座〉シリーズから〈雪〉、〈樹〉のシリーズに至るまで、20余年間の創作活動で約400 点の作品を残す。星氏の多くの作品は、「星と森の詩美術館」(十日町市稲葉1099-1)で展示されている。

(会報誌:2022年07月)