高橋 信一・版画家

暮らしのヒント

高橋 信一(1917-86)佐渡出身。両津高校に勤務し生徒らを指導、全日本年賀状版画コンクールへの応募を続けた。退職後は静山、羽茂、小倉、大川などの地域で版画の指導に当たり、次々と版画グループを誕生させた。終生故郷の活性を念願。美を見る目が育つことで人生が活き活きすると、題材は生活や祭りなど身近なものに定め、足元から故郷を見つめ直すことを説いた。版画村運動と呼ばれる芸術による村おこしを先導。代表作「夜の街」「群像」「白い道」等

白い道(独)佐渡版画村美術館所蔵
白い道(独)佐渡版画村美術館所蔵

(広報誌:2021年12月)