宮 柊二

暮らしのヒント

宮柊二(1912~1986)氏は、大正元年8月23日、北魚沼郡堀之内町(現・魚沼市)で生まれる。1925年に旧・長岡中学に入学。在校中より相馬御風に師事、歌を詠む。1932年上京。北原白秋の門下生となり、戦後、1946年、処女歌集『群鶏』刊行。1949年刊行の第三歌集『山西省』は高い評価を受け、以後「戦後短歌のリーダー」として活躍。1953年に歌誌「コスモス」創刊。生涯歌集13冊。宮中歌会選者も8度務める。上掲の「夢に立つ山紫水明雪白き八海山と清き魚野川」の如き、柊二の歌には魚沼地方の風土・四季が色濃く映されている。

宮柊二の歌
(資料提供・魚沼市/ 宮柊二記念館)

(広報誌:2021年09月)