堀口 大學

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堀口 大學(1895~1972)・詩人、仏蘭西文学翻訳家。大學氏は生粋の越後人。父・九萬一(日本初の外交官)は長岡藩士の長男。母・政は村上藩士の長女。2歳から長岡に住み、長岡坂上小、旧制長岡中を経て上京。若き日、仏蘭西に滞在。1925年に訳詩集『月下の一群』刊行。仏文学訳書は300点を超え、日本の近代詩と文学に多大なる影響を及ぼしたとして、1979年、文化勲章受章。上掲詩碑は、詩集『人間の歌』(1947)所収の4行詩から、大學氏自ら抜粋、揮毫。1976年に晩年を過ごした葉山町の森戸神社境内に建立される。

堀口大學[詩碑]「花はいろ、人はこころ 大學」
堀口大學[詩碑]「花はいろ、人はこころ 大學」

(会報誌:2020年10月)