東急 五島昇社長の思い出(2/2)


坂田 純一氏(東京鹿瀬会・会長 県人会常務理事)

初めての出会いは入社試験の面接試験で(続き)
 次の出会いは沖縄県宮古島です。五島社長の肝入りでエメラルドゴルフリンクス宮古島というゴルフ場と、宮古島東急リゾートというホテルを作られました。私の在勤中もご家族でお越しになり、ヨットでサンセットクルーズにご案内しました。先代の五島慶太翁からの宿題であった伊豆急行の建設、田園都市線の溝の口から長津田までの延伸、沿線のリゾートや宅地開発は忠実に実行された。本業である鉄道業と運輸業と関連の高い事業に「選択と集中」を行なった結果、航空事業の東亜国内航空(現在の日本航空)やホテル事業、リゾート開発等拡大を図り、バブル崩壊前の最盛期には、グループ会社400社、従業員数8万人を数えました。

文化・ファッションにも先導的な役割りを
 財界の団十郎と言われ、日本ファッション協会も設立して、会長に就任した。東急の社業だけでなく、文化、ファッションにも先導的な役割を果たした。
 東急の大番頭と言われた田中勇氏は昭和34年中越自動車の社長に就任し、翌35年中越自動車が長岡鉄道、栃尾鉄道と合併して越後交通となり、同社の社長を務める。その時のご縁もあって田中角栄後援会会長を昭和六十二年の資本関係解消に伴う辞任まで務める。その後赤字で苦戦していた伊豆急行の副社長として立て直しに貢献しました。
 私が東急電鉄の最後にホテル事業部に勤務していた時に日商の永野重雄元会頭のお孫さんで永野和雄さんをお預かりしたり、グループ営業推進部では五島祐さん(後妻陽子さんの次男)をお預かりしました。また大番頭田中勇さんのご子息の章さんとは会社の部署が同じで家が近いことからあざみ野会(たまプラーザの一つ先の駅)で懇親を深めています。私が東急電鉄定年後、五島社長が西武に妨害されながらも開通に漕ぎつけた伊豆急行に5年間お世話になりました。また私が住んでいるたまプラーザは五島社長がスペインの広場と言う意味のプラーザから命名したと聞いています。これも何かのご縁かも知れません。

(会報誌:2022年04月)

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