良寛・書「天上大風」

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良寛(宝暦8年・1758 ~天保2年・1831)。出雲崎の名主の長男として生まれるも、18歳で出家。曹洞宗・円通寺(倉敷)で修行。諸国行脚の後1796年にふるさと新潟に戻り、求道と創作(書・漢詩)のかたわら、天衣無縫に生きる。この書は、托鉢の途次「凧にするから」と子どもにせがまれて書かれたもの。「おおらかで力強く、良寛その人を感じさせる。」(良寛記念館・資料提供)

良寛・書「天上大風」
良寛・書「天上大風」(新潟県指定文化財 個人蔵 45 × 31.2㎝)

(会報誌:2019年07月)