平丸のスゲ細工(妙高市)

にいがた情報
手仕事のぬくもり

 妙高市の中山間地域に平丸という小さな地区があります。ここで作られているのが「スゲ細工」です。農家の冬の収入源として1958年から作られてきました。ピーク時には200人の作り手がいましたが、過疎高齢化で職人は減少。2018年には2人いた最後の職人が引退しました。一方で、伝統を絶やしてはならないと2015年にNPO法人 平丸スゲ細工保存会が発足しました。
 現在はスゲの栽培、刈取り、制作に至るまで若手が中心となって伝統と技を継承しようとしています。
 干支づくりは7月から始まりました。常連客の注文を含めて約100体が作られる予定です。購入には予約が必要です。また、資料館ではスゲ細工の歴史を学んだり、作品を見学したり出来ます。

問い合わせ先
平丸スゲ細工創作館
平丸スゲ細工資料館「つなぐ」
☎090-3548-7370(会報誌:2021年12月)