令和3年1月12日 日本スキー発祥110周年 

暮らしのヒント

(「広報上越」1月号・特集より抜粋)
 明治44(1911)年1月12日、軍隊の視察のために来日した当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人・レルヒ少佐により、高田において日本で初めての本格的なスキー指導が行われました。
 指導を受けた陸軍第十三師団の師団長・長岡外史中将が中心となり。軍だけでなく、民間へも積極的にスキーを普及させようと取り組んだことにより、スキー板の製造をはじめ、スキーにまつわるさまざまな産業や文化が興りました。「スキー発祥」とは、単にスキーが伝わったということではなく、地域ぐるみの取り組みによってスポーツ、産業、文化など、このまちから日本中にスキーが広まっていったことを意味しています。

スキー製作の様子とスキー菓子の新聞広告
左:高田木工株式会社のスキー製作の様子(大正末~昭和初頃)
右:スキー菓子の新聞広告(「高田日報」明治末~大正初頃)

 110周年を機に、スキーを楽しんだり、記念イベントに出掛けたり、日本スキー発祥記念館を訪ねてみたり。改めてスキー発祥の歴史に触れてみませんか。

日本スキー発祥における年表
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(詳しくは上越市総務管理部広報対話課まで。電話025-526-5111)
(会報誌:2021年2月)