新潟県 県民性の歴史

テーマ別に「縦」に切ったユニークな「新潟県史」

 本書は、新潟県の「県民性」、「地域性」の考察─という主題を中心に据えた、新しいタイプの新潟県史である。
 従来の歴史書は、全て「その時代に何があったか」と、歴史を「横」に切って記述している。これに対して本書は、夫々のテーマ毎に「縦」に歴史を記述する手法をとる。

 本書の構成は──
序章.新潟県の地域性と県民性
1.新潟県の政治史
2.新潟県の社会・生活史
3.新潟県の産業史
4.新潟県の文化史
5.新潟県の町の歴史

 この章タイトルだけを見ると「固い」印象を受けるのだが、夫々の章には─例えば。第1章「県境の歴史」「戦いの歴史」第2章「道の歴史」「温泉の歴史」、第3章「清酒の歴史」「漬物の歴史」第4章「寺の歴史」「民謡の歴史」…というような、細分化された具体的なテーマ設定がなされており、その数、5章にわたり計65項にも及ぶ。なお第2章の「県人会の歴史」記述の為、本書の著者が当東京新潟県人会にも取材にお見えになっている。

 著者・伊藤充(みつる)氏は、昭和26年、新潟県生まれ。新潟大学教育学部出身。長く教職に就き、平成24年、新潟市立新潟小学校長を最後に退職。著書、市町村史編纂、多数。 (広報委員長 樋口 高士)


新潟県 県民性の歴史

県民性・地域性・その歴史的系譜
伊藤 充・著(新潟大学特任教授)
新潟日報事業社・刊
定価・1,800 円+税

新潟県 県民性の歴史

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