新潟100名山 + 10

暮らしのヒント
新潟登山の「決定版」新潟100名山 + 10

「ふるさとの山」をもっとよく知ろう、親しもう
 私たちの新潟県は「山国」である。およそ670㎞といわれる県境には、北から「朝日連峰」、「飯豊連峰」、「越後山脈」「三国山脈」、「関田山脈」「頚城アルプス」と、日本の背梁ともいうべき山々が連なっている。そして私たちは、誰しも「ふるさとの山」を胸に抱いている。

 本書は、そんな「ふるさとの山」の実像を知る格好の書といえるだろう。10年前の2010年。新潟県山岳協会では、新潟の山々をより深く知ってもらい、親しんでもらいたいと、「新潟100名山」を選定し、「登山ガイド」として出版。今回の「決定版」と銘打つ本書は、近年に実踏調査を行い、夫々の山々の最新情報を網羅。さらに新たに10山を加えて、出版に至ったという。

佐渡・下越、中越、上越3地域の110山を網羅
本書の構成は、
[佐渡・下越の山々]1.金北山~43.香屋
[中越の山々]44.守門岳~72.黒姫山
[上越の山々]73.米山~100.小蓮華山
[+10の山々]101.山毛樟ガ平山(佐渡)~110.高妻山の4章構成。

 私の郷里は魚沼十日町。東京から上越新幹線に乗り、越後湯沢を過ぎ右側に越後三山が見えてくると、「ああ帰ってきたなあ」といつも思う。試みに「54.八海山」の項を開いてみよう。「南魚沼市 1778m岩峰がひときわ目を引く修現者たちの修行の地八海山は中ノ岳、越後駒ケ岳と連なる越後三山の一座である…」とある。そして、山名のいわれなども詳細に綴られている。

実際に訪れる人のためのガイドも
交通・マイカー
ワンポイント・アドバイス
問合せ先と至れり尽くせり。
登山のための「コースガイド」、「登山適期」等も詳細に掲載されている。(広報・樋口)


新潟100名山+10
新潟県山岳協会監修
新潟日報事業社・刊
2020年4月30日

新潟100名山+10


新潟県の風土・自然を〈知る〉ための本
新潟県の山の花
加藤明文・著
発行:新潟日報事業社
刊行:2005年3月31日

新潟県の山の花