詩人 矢沢 宰(見附市)

暮らしのヒント
生きることのせつなさ

矢沢宰は昭和19年(1944)に生まれました。見附市(元古志郡)上北谷小学校2年(8歳)で腎結核を発病し、県立三条結核病院に入院。以後絶対安静が続きます。

看護婦から貰った詩集をきっかけに14歳の秋から日記と詩を書き始め、21歳で没するまでに500篇もの詩を残しました。日記には、迷いながらも勁く生き続けようとする意志が綴られ読む人の心を打ちます。

死後、担当医師や教師が纏めた遺稿詩集「光る砂漠」が出版され、全国に反響を呼びました。(現在、思潮社版の刊行がある)

「生命の詩人」と呼ばれ、見附市大森公園内には「少年」の詩碑が建立されています。