えちご押上ひすい海岸駅 開業

にいがた情報

 糸魚川市押上地区のえちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン糸魚川―梶屋敷間に3月13日、新駅「えちご押上ひすい海岸駅」が開業した。地区住民、関係者ら約90人が列席し、現地で記念式典(糸魚川市、押上区主催)を実施。テープカットなどの催しを通じ、半世紀の時を超えた〝地域の夢〟の実現を喜び合った。
(上越タイムス電子版:3月13日)

 えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)の新駅「えちご押上ひすい海岸駅」が13日、糸魚川市押上地区に開業し、同駅前で記念式典が開かれた。半世紀にわたる地元の要望活動が結実。通勤通学客の利便性向上や、新駅を生かした地域活性化に期待の声が上がった。

 新駅は糸魚川-梶屋敷間に設置された。近くに県糸魚川地域振興局や糸魚川高校があり、地元住民は同高が現在地に移転した1972年ごろから設置を要望してきた。トキ鉄の日本海ひすいラインでは初めての新駅となる。

 式典には約80人が出席した。米田徹市長が「駅周辺のにぎわい創出や観光振興に地域一体となって取り組んでいきたい」とあいさつ。糸魚川東小6年生の金管バンドによるお祝い演奏動画の上映や、テープカットなどが行われた。

 式典後には列車の出発式があり、運転士に花束を渡した糸魚川高2年の女子生徒(17)は「これまで糸魚川駅で降りて夏は自転車、冬はバスで通っていたのでありがたい。感謝の気持ちを持って利用したい」と喜んだ。(新潟日報モア:3月16日)

(写真:東京糸魚川会幹事 糸魚川在住 渡辺貴)