魚沼酒造株式会社


酒どころ新潟 酒造めぐり

魚沼酒造株式会社

蔵の環境

 当魚沼酒造株式会社は豪雪の地、十日町市の山際に位置し、信濃川の伏流水でお酒を仕込んでおります。雪が降ると雪の中に蔵がすっぽりと入ってしまいます。雪解けの時期になると、すぐ近くの山からの雪解け水が勢いよく流れ、春の訪れを嬉しく感じます。

魚沼酒造

創業

 明治6年、山口駒蔵が当地で創業し、代々酒造りを生業としてまいりました。当代の社長 山口勝由は5代目となります。会社組織としては大正五年からであります。私共は皆様方にお飲み頂いた時に「あっ、この酒美味しい!」といわれる酒造りをモットーに一貫して原材料にこだわってまいりました。

魚沼酒造

蔵のご案内

 先ず、蔵に入っていただきますと、蔵人手作りの酒林があります。リサイクル瓶は、古いけれど働き者の「洗瓶機」が念入りに洗浄いたします。そして、異物や破損の有無を厳しくチェックする、びん詰めの工程を紹介させていただいております。二階に上がっていただきますと、「水場」「仕込み蔵」「麹室」など各工程をガラス越しに見ることができます。

 さあ、次は各銘柄のお酒を試飲していただきながらご案内いたします。

 私共の酒蔵で一番多く出る酒は「特別本醸造 天神囃子」です。このお酒は幅のあるしっかりとしたお酒なので、「燗して良し」、「冷やして良し」、常温が美味しいお酒です。今年の「酒の陣」では、お客様からのご要望で燗酒としてお飲み頂いたところ、二日間ともに持っていったお酒が完売いたしました。私共もびっくりいたしました。

魚沼酒造

 さて、一番最初に試飲していただくのは「純米吟醸 天神囃子」と「純米吟醸 縄文の響」です。この二つのお酒は、造り方や精米歩合が同じで酒米だけが違います。「純米吟醸 天神囃子」は「越淡麗」百パーセントで醸しております。「純米吟醸 縄文の響」は十日町市内で契約栽培をしていただいている「亀の尾」という酒米で醸しております。「亀の尾」は背が高く倒伏しやすく、病気に弱いといわれています。今年は「亀の尾」73パーセント。27パーセント「越淡麗」で醸しました。酒米が違うだけでどのように味が違うかを、どうぞ感じてみて下さい。

「特別純米酒 天神囃子」 「吟醸酒 吟麗」

魚沼酒造

 この二つのお酒の同じところは酒米の精米歩合が55パーセント、一番の違いは「特別純米酒 天神囃子」がお米だけでアルコールが出ており、「吟醸酒 吟麗」は醸造アルコールが少し入っています。「純米」という表示があるお酒は皆、お米だけでアルコールが出ているのです。

「大吟醸 天神囃子」

魚沼酒造

 「吟麗」と同じところは「辛口」であります。「大吟醸 天神囃子」は三十九パーセントまでお米を精米し、極寒期にお米の旨みを引き出しながら、ゆっくりと時間をかけて醸されたお酒です。 同じ辛口でも味が又それぞれに違い、比べるととても奥が深いものと思います。

「普通酒 天神囃子」

魚沼酒造

 「普通酒 天神囃子」の精米は吟醸酒規格を、精米歩合六十パーセントまで精米し、雑味を取り去ることにより体にも優しく、晩酌をしていただいて明日への英気を養っていただけるお酒です。

「純米大吟醸原酒 天神囃子」

魚沼酒造

 最後にはアルコール度数の少し高い「純米大吟醸原酒 天神囃子」を試飲していただきます。
 このお酒を最後にしたのは、アルコール度数が今までのお酒よりも二度高いのです。このお酒を先にいただいてしまうと、アルコール度の低い今までのお酒は水っぽく感じてしまいます。

 これを試してみて皆様納得です。今までご紹介したお酒は二度火入れをしています。一度目はお酒が出来上がった時に酵素・酵母の発酵を止める為に、二度目は瓶詰めの時の殺菌です。「純米大吟醸原酒 天神囃子」はびん詰めの時の一回だけの火入れですので、生酒の風味がたくさん残っています。冷やしていただくとより一層生酒を感じます。

 当魚沼酒造では安心で安全な酒造りを心がけており、そのためにすべてのお酒において新潟県産の酒造米を使用し、お米の旨みとキレの良さ、そして「旨い!」といわれる酒造りに努めております。
 どうぞ皆様、今度当蔵にいらっしゃってみませんか?

(若井 謙一 2017年11月)


魚沼酒造株式会社

新潟県十日町市中条丙1276
電話:025-752-3017

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