大相撲と私

随想四季

大相撲と私 広報委員長 鈴木 輝

 昭和28年頃と記憶していますが大相撲が全国を地方巡業していて、私の故郷中蒲原郡五泉町(旧称)にやってきました。出羽海一門で横綱千代の山・栃錦や北葉山・栃光などがいました。大きな農家等に分宿し特設会場の粟島公園にいくのを見送り、追いかけて会場に行き山相撲(地面に土俵の大きさの丸を描いてそこで稽古をする)を見ました。

当時珍しい二眼レフカメラで千代の山の写真を撮りました。当時は、大らかなものでどこからか潜り込み取組のただ見をしました。新潟出身の関取は大勢いますが、ただ一人の横綱が「羽黒山」です。双葉山より強いといわれた名横綱でした。昨年11月号に詳しく紹介されています。県出身の大関は「初代豊山」です。1937年8月18日生、新発田市出身新発田商工高では陸上(投擲)と野球をやっていてプロ野球の勧誘を受けたが東京農大に進学しました。

数年前に私の知人が時津風部屋の後援会長をしていた関係で時津風部屋のパーティでお会いし「私も新潟で同年代ですね」と話しました。その時に「私は東農大に入るまで相撲はやっていず入学してから始めました、相撲一筋の人生になるとは自分でも不思議に思います」と言われました。その後何回かお会いしましたが偉ぶらず丁寧な話し方が印象的でした。部屋を継承し時津風理事長として相撲協会の運営にあたられましたが、東農大相撲部から時津風部屋入門という流れが出来ました。

霜鳥関(新井市)が平成23年4月に引退後は新潟出身関取は不在で、三代目豊山関(小柳)(新潟市北区)が本年五月場所で関取復活になりました。幕下以下の力士は各部屋に10人いますので次の出世が待たれます。
私の知人が鷲羽山関と同郷(岡山県)で永らく応援していました。同関は175㎝、112㎏という小柄な身体で活躍し旭國・北瀬海などと小兵旋風をふかせ技能派力士として知られています。最高位は東関脇でした。昭和6010年11月場所で引退し年寄境川を襲名しました。

知人が「境川会」を作り応援しようと会員を募り私も参加しました。出羽海親方が理事長職に専念したいと平成8年2月に出羽海と境川と名跡交換して部屋を引継ましたので、私は出羽海部屋東京後援会にも加入しました。当時は部屋に幕内力士が久島海・小城の花・小城錦・舞の海・金開山等いて、幕下以下の力士が大勢土俵を囲み我先にと上位力士の胸を借りて稽古に励んでいました。

その後は普天王・出羽鳳・鳥羽の山が入幕し、名門出羽海部屋も普天王の引退後は十両に出羽疾風が昇進した時期もありましたが定着せず長い間関取のいない時期が続きました。定年制で平成26年1月十一代出羽海を高崎親方(元小城の花)が襲名しました。

学生横綱・アマチュア横綱の御嶽海が入門し平成27年3月に幕下十枚目格でデビュー。順調に関脇に昇進した。10年ぶりの幕内です。部屋付年寄山科親方は四股名は「大錦」1953年9月11日(佐渡郡羽茂町生)1968年5月初土俵で1973年5月十両昇進し優勝し七月場所で四股名を「尾堀」(本名)から今後の活躍を期待され出羽海部屋の先輩横綱「大錦」に改名、九月場所で新入幕を果たし横綱琴桜から金星をあげ、十一勝四敗で新入幕・三賞受賞の記録をもち最高位東小結(金星八個)。

現在は相撲協会理事待遇審判部副部長として審判長の重責を担っています。部屋には三段目希帆の海(刈羽村)同出羽泉(五泉市)がいて応援していますが今一歩という所です。会員は部屋の稽古見学が出来ますし、初・五月・九月場所は観戦し千秋楽祝賀パーティに参加します。力士の結婚式・断髪式に招待状が来ますので都合のつく限り出席しますが華やかです。力士の昇進でお祝いに化粧回しや着物を贈ります。大体は大口のタニマチが贈っていますが、昨今は会員が出し合って贈ることが増えたようです。九月場所のチケットは即日完売の人気でしたが三横綱二大関の休場は残念でした。
(広報誌:2017年11月)

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