小千谷縮(おぢやちぢみ)

暮らしのヒント

(国指定重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産)
(資料提供:小千谷織物同業協同組合)

小千谷縮

越後では、千数百年前から苧麻(ちょま)を原料とした麻織物が織られてきました。江戸時代初期。緯(よこ)糸に強い撚(よ)りをかけ独特のシボ(しわ)を出すという画期的な改良により生まれたのが小千谷縮です。
小千谷縮は技法で3種に大別。定められた古来の工程で作られるもの。
伝統の絣技術で染められた糸を使うもの(=上写真)。合理化量産技法によるもの。
前二者は、夫々、国の重要無形文化財(昭和30年)・ユネスコ無形文化遺産登録(平成21年)、国の伝統的工芸品(昭和50年)に指定を。 (樋口高士 会報誌:2019年12月)

(会報誌:2019年12月)