玉川酒造株式会社

にいがた情報

玉川酒造
越後ゆきくら館 エントランス

創業以来346年― 雪深い「守門」の地で美酒を醸す

 7月初旬、魚沼市須原(旧守門村)の玉川酒造を訪れる。
 上越線小出駅を起点として入広瀬を経て会津にまで延びているJR只見線。この緑豊かな田園風景の中を走るローカル線の四つ目の駅・越後須原へ。車では只見線とほぼ平行に走る国道252号線で。
駅前には、中世武士の系譜をひく目黒家の邸宅(国重要文化財)が。
 玉川酒造は、この目黒家をルーツとする大変古い歴史(1673年創業)を持つ酒蔵。この自然豊かで、雪深い地で、「吟醸・十八代 玉風味」、「大吟醸・越後ゆきくら」、「純米吟醸・イットキー」などの銘酒を醸し続けている。
 玉川酒造ではまた、平成2年(1990年)に、天然の雪を活用した貯蔵雪中室「越後ゆきくら館」を設置。今では「酒蔵見学」の先駆けとして、全国から見学客が訪れているという。

玉川酒造
代表銘柄 「玉風味」(たまふうみ)

伝統の蔵元に脈々と流れる「チヤレンジ精神」

 玉川酒造は、古い伝統に甘んじることなく新分野に積極的にチヤレンジしている酒蔵。蔵元を訪れ、若い経営リーダー風間専務にお話しを伺い、蔵見学のガイドをしていただく。
 蔵見学の巧みなコース演出はもちろん、「イットキー」(白ワインのような女性向きのお酒)というようなユニークなネーミングも取り入れている。
 リキュール類にも積極的に挑戦。「越後武士さむらい」シリーズの梅酒、ゆずの酒「UZ」など。さらに「お酒のエッセンスから生まれた化粧品」を標榜するシリーズ商品の展開も行っている。

玉川酒造
「越後ゆきくら館」での風間専務

 
玉川酒造
「越後武士」シリーズの銘酒

天の恵み「雪」を最大限に活用した「越後ゆきくら館」

 玉川酒造では、平成2年に日本でも屈指の豪雪地として知られる当地で、冬の雪を大切に保管、利用した新しい「雪中貯蔵庫」を設置。ここで年間を通して、大吟醸を最適の低温環境で保存している。そして、このゆきくら(雪中貯蔵庫)を中心に、「酒蔵見学」コースを設定。年間を通して(年中無体)、じっくり蔵内を見てもらい、試飲もしてもらえるようになっている。

見学順路
1.ゆきくら(雪中貯蔵庫)
 雪蔵の低温環境を肌で体感
2.造り蔵
 酒米の洗い、蒸し場を案内
3.土蔵
 蔵内の貯蔵タンクヘ案内
4.湧き水
 美味しい仕込水が飲める
5.越後ゆきくら館
 試飲。冬はしぼりたてを

玉川酒造

◎見学のご案内◎
・お一人でも見学できます。
・営業時間午前9時~午後4時
・駐車場大型バス6台、乗用車12台
※年間を通じて楽しいイベントが盛りだくさん。
・夏の雪中酒祭り
・秋の梅酒祭り など

玉川酒造の銘酒リスト

玉川酒造

◆吟醸 ・吟醸十八代 玉風味
 地元愛飲家の推奨品。冷でも爛でもお好みで。
 
玉川酒造

◆純米吟醸 ・純米吟醸 イットキー
 フルーティーな酸味の白ワインのようなお酒。女性にもおすすめ。
 
玉川酒造

◆純米大吟醸 ・純米大吟醸 目黒五郎助
 本格派の純米大吟醸。
 
◆雪中貯蔵酒 ・大吟醸 越後ゆきくら
 天然の雪蔵で熟成。酒本来の芳醇破郁とした風味を味わえます。
 
玉川酒造

◆にごり酒 ・守門の雪
 門外不出、酒蔵の味。
 
◆ リキュール
・ゆきくら 珈琲リキュールー12度
 日本酒にコーヒーをブレンド。上品な香りとコクの珈琲リキュール。

・ゆずの酒UZ 10度
 高知県馬路村産のゆず使用。低アルコールのやさしいお酒。

・越後武士 梅酒 濃厚梅酒18度
 越後武士で仕込みました。奈良県産南高梅白加賀使用。
 

玉川酒造

・越後武士 ナポレオン オーク樽貯蔵酒43度
 オーク材(樫の木)の槍に「越後武士」長期貯蔵した琥珀色に輝く珠玉の傑作

・越後武士
 清酒のリキュール46度
 秘伝の技と越後の風土がつくり上げた46度の清酒リキュール。

(広報・樋口)

玉川酒造株式会社

新潟県魚沼市須原1643
☎:025-797-2777
FAX:025-797-2346
HP:http://www.yukikura.com/
e-mail:[email protected]

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