蕗谷虹児「柘榴を持つ女」

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蕗谷虹児(1898~1979)は新発田市に生まれた挿画家・詩人。15歳で日本画家・尾竹竹坡の内弟子として上京。21歳の時に挿絵画家としてデビュー。竹久夢二や高畠華宵と並んで一世を風靡した。27歳から更なる研鑽のためパリ留学。サロンで連続入選、藤田嗣治や東郷青児らと交流。巴里通信を日本に送稿、帰国。戦後は草創期のアニメ映画にも参画した。堀口大學や三島由紀夫も虹児のファンだった。童謡「花嫁人形」の作詩者としても有名。(資料提供:蕗谷龍夫・蕗谷虹児記念館)

(会報誌:2020年08月)